千代乃湯は、新装した公衆浴場が営むという異色のデイサービス事業所です。
私達は、衰退の一途をたどる公衆浴場をあえて新装開店するという冒険にでました。
そして今回は、銭湯一筋の夫婦が手探り状態で介護の世界に飛び込むという冒険に挑みます。
私達は、介護について学ぶにつれ、銭湯とデイサービスの基本は同じなのではと思いました。
銭湯の、サービスの要(かなめ)は心と体のリフレッシュ。
そしてこのデイサービスも、お年寄りの心と体をリフレッシュすることが大切ではないかと考えたのです。
また、かつて銭湯は、地域のコミュニケーションの中心でした。
銭湯こそ最も安価で手軽なご近所の社交場として存在していました。
時が流れ、銭湯はインターネットや携帯電話等に地域のコミュニケーションの地位を少しずつ奪われてきました。
しかし、私達は公衆浴場がコミュニケーションの機能を失ったとは考えていません。
とじこもりがちな高齢者を再びコミュニケーションの輪に参加させることは、銭湯が最も得意とするものではないでしょうか?
私達は、社会問題化している高齢者のとじこもりに銭湯がお役に立てないかと考えています。
ゆったり湯につかり、思い出話に花を咲かせる。これこそ公衆浴場の真骨頂!
ゆやは、風呂屋が得意とするリラクゼーション(のんびり)とコミュニケーション(世間話)を提供し、お年寄りの心と体のリフレッシュを行いたいと考えています。
昭和30年代の日本人の知恵と心意気は銭湯の中にまだまだ生きています。
千代乃湯ではスーパー銭湯にはない本格的な露天風呂をご用意しております。
四季に応じて 「藤棚」 や 紫陽花・カラー・牡丹とさらには雪景色をお楽しみ頂けます。
『季節を忘れない』をテーマに太陽・月・星のパワーも感じていただけたら嬉しいです。
遠くの温泉に行かなくても味わえる情緒ある風景をお楽しみ下さい。